スペインで信じられている迷信
皆さんは数字の4や9を不吉な数字と信じていますか?
その数字を見たからと言って悪いことが起きるわけでもないのに、無意識に意識してしまいますよね。
日本で数字の4や9が不吉なものとされているように、スペインでも不吉とされている迷信を5つ紹介します。
黒猫
これは日本でも同じですよね。
スペインでも黒猫は不吉な象徴とされています。
黒はネガティブなイメージを持っており、悪魔や魔女などの印象を持っています。
そのためスペインでも黒猫が横切ると不吉なこと。よくないことが起こると信じられています。
しかし、面白いことに黒猫が自分の方に向かって歩いてきた場合、運がよくなったり、賢くなると考えられてもいる面白い迷信です。
塩をこぼす
塩は食べ物の耐久性をあげるものや保存するためのものと考えられてきました。
つまり腐らせない便利な物という印象を塩は持っていて、塩の容器を倒してしまい中の塩が巻き散ってしまった時、不運・事故などのとてもよくないことが起こると考えられています。
ここで、面白いのがこぼしても大丈夫なように対処方が存在する点です。
塩を撒き散らしてしまった場合、すぐにその塩をひとつまみとり、左肩・右肩の順に後ろに向けて投げれば大丈夫と信じられています。
危険な目にあったり、人間関係が悪くなったりするかもしれないと信じられ、これを行なっているご老人もいまだにいるとかいないとか。
ハシゴの下を歩く
この迷信にはいくつか説があり、
- 一つは処刑場のはしごは死刑囚と死刑執行人が登るため、ハシゴはかれらのためのものと考えられている説と
- ルシファーが悪事を働くために階段にかくれているというキリスト教から由来している説、
- 壁に立てかけているハシゴは神聖な形、正三角形を冒涜しているという神秘主義的な説から来ています。
諸説あり理由は様々ですが、ふつうに考えてハシゴのしたを通るのは危ないので避けた方がいいですね。
13日の火曜日
日本ではアメリカ映画ジェイソンに影響で13日の金曜日は不吉な日として少しずつ浸透していますが、スペインでは13日の火曜日が不吉な日とされています。
スペインではこの迷信は二つの迷信が組み合わさって信じられています。
まずはじめに13という数字ですが、
この迷信の起源はあの有名な最後の晩餐からきています。
キリストが12人の使徒のうちだれか1人が裏切ると予言した絵です。
なので、スペインでは夕食を13人で食べると一年のうちに誰かが死ぬと考えられています。
次に火曜日ですが、ローマ戦争の神が火星から来ると信じられています。
この二つの迷信が組み合わさり、13日の火曜日は不吉な人かんがえられています。
そのためスペインでは火曜日には結婚と引越しはしてはいけないといわれており
En trece y martes ni te cases ni te embarques
といわれこの迷信が信じられています。
朝起きて左足で立つ
朝起きてどの足で立つかなんて考えたこともないですよねw
しかし、これは私たちの生活に密着しているような古い迷信です。
多くの人は右側を中心に生活しています。
例えば、右利きであったり、地球は右回転だったり、聖書の中では聖人たちは神の右側に立っているなど、私たちは右側を主とした考え方をしています。
そのため、右はポジティブ、左はネガティブな側面を持っていました。
ラテン語では左はsinesterという名前を持っていて、不吉という意味です。
それほど、左は悪い印象があり、朝起きて左足で立つことは正攻法ではない全く逆の方法でその日1日悪いスタートを切ってしまったという意味になると考えられていますね。
あ、今日左足で起きちゃったよ!!
というあなた。大丈夫!三回胸の前で十字を切れば悪運が過ぎ去るといわれているので、今日朝左足で起きてしまったら、この方法を使ってください。
左利きへの差別的な考え方・迷信なので、あまり使いたくない表現ですね。
黄色い服を着る
これは最近できた迷信で、1763年に劇場でモリアーレという劇作家が結核によって亡くなった事から由来しています。
劇中に結核によって吐血し、着ていた服が血で真っ赤に染まってしまいました。
その服というのが黄色い服でした。
そのため黄色い服が不吉と考えられており、サッカーの試合などでは黄色い服を着て不運に立ち向かうなんて考えられてたりもします。
しかし、黄色い服が不吉とはおしゃれのバリエーションが減ってしまう迷惑な迷信ですね。
まとめ
日本にも面白い迷信があるように、
スペインにも面白い迷信が数多くあります。
次の記事は吉と思われている迷信についてです。
黄色い服を着て、13日の火曜日にハシゴの下を通らないように気をつけて下さいね。きっと悪いことが起きてしまうかも。
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