こんにちは
マドリードから車で約一時間で行けるパトネスという町に行ってきました。

【Patones de arriba】パトネスデアリーバ
パトネスという町は、ノルテ山脈の中にポツンとある町で
山の上にあるPatones de arribaパトネスデアリーバと山の下にあるPatones de abajoパトネスデアバホ に分かれます。
町の近くで粘板岩が採れるため、町全体、家なども粘板岩(スレート)で作られています。街中でも少し歩いてみると、地面から粘板岩が顔を出していたりします。
この町は18世紀に独立したといわれる伝説があり、魅力的な歴史とアニメや映画に出てきそうな古めかしい雰囲気が漂っており、
散歩が嫌いな私でも一時間ぶらぶらして楽しむことができるぐらい、わくわくするような街並みになっています。
行き方

マドリードの北に位置し、約70㎞程です。
車・バスで約1.5時間。
ALSAがパトネスまで運行しているので 、カンタンに行けることができます。
今回私は車で行ったので、Patones de abajo・パトネスデアバホ で車を止めて、Patones de arribaパトネスデアリーバへ向かいました。
山になっているので、坂道だらけで結構体力がいりますが、
arriba・アリーバには駐車場が少ないため、多くの人が下で駐車し上っていました。
一応arribaの入り口には駐車場がありますが、そこで働く人用が大半なので、車で行っても止められない場合は戻る必要があります。

登山中?水道橋も見ることができます

坂道を歩き続けると町が見えてくるのでひたすら歩く歩く

【Patones de arriba】パトネスデアリーバ・街並み

先述した通り、町はその地域で採れるスレートを使っており、その地域での魅力的な暮らしや特徴が思い描けそうな雰囲気です。


不便な山から人がほかへ移り住んでしまったため村の崩壊は激しく進んでいますが、町の美しさを見に多くの観光客が訪れるため、レストランなどでにぎわっています。
この町の入り口の目の前には1653年に礼拝堂として建設され、後に教会になった場所があり、インフォメーションセンターにもなっています。
そこで無料で地図や町の詳しい話なども聞くことができます。


町というよりは観光スポットという印象でした。
そのためレストランやバーが多く、観光地化しており店のほとんどが観光向けになっていました。

レストランの看板が多くあった中、
あれ?あれ?中国???という文字が・・
闇が深いぜ・・・


ちなみに粘板岩・スレートはスペイン語でPizarra
黒板もPizarraなので、同じ素材なのかな?
前にスペイン語単語まとめたなーとか思い出したり


廃墟化

丘の上にある古い民家が並んだ小さな町なので、少し中心から外れると昔使っていたであろう民家がたくさんあったり、打ち捨てられた民家、民家跡地などを見ることができます。
多くの人が、丘の上から下へ移り住んでしまったようです。


街中にも廃墟と化した家々が多く見ることができました。
ここで住んでいたであろう形跡があり、歴史を垣間見ることができます。

猫の町?
猫が多くいることで有名で、道を歩くだけで猫に会えることができました。
残念ながら私は猫アレルギーなので、ほとんど写真を撮ることはありませんでしたが、唯一かわいいシャッターチャンスがあったので一枚。
(なのにブレブレ・・・)

散歩におすすめ

山の中にあるというだけあって、自然がもちろんのこと多いです。
街並みを楽しみながら自然と融合した景色を散歩しながら楽しむことができます。



最初に紹介したインフォメーションで地図がもらえますが、地図にはおすすめの観光スポットの順路が記載されています。
それに沿って進めばPatones de arriba・パトネスデアリーバが存分に堪能できるかと思います。

街中だけでなく、自然道を歩いたりなどします。




町の外は見渡す限りの無です
自然を感じたい人にはうってつけの場所です。
何もない・不便ということで多くの人が移り住んでしまったということも考えると何とも言えない気持ちで無を感じれそうです。


今回の記事はいかがでしたか
マドリードから気軽に行ける距離なので、遠足感覚で行けるのでお勧め。
都会生活に疲れた方、スペインのごちゃごちゃした街並みに疲れた方は心を休めにいってみるといいですよ。
ほかにもスペインの情報やスペイン語について記事を書いています。
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