スペイン旅行に必携の持ち物リストと現地情報ガイド

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初めてのスペイン旅行を計画している方は、何を準備すればいいのか悩みますよね。
スペインは地中海性気候の国が多いヨーロッパの中でも、独特の文化や習慣を持つ魅力的な国です。
情熱的なフラメンコ、美味しいタパス、壮大なガウディ建築など、見どころが満載の国なんですよ。
しかし、充実した旅行にするためには、事前の準備が何より大切です。

この記事では、スペイン旅行に必要な持ち物から現地での過ごし方、安全対策まで、初めての方でも安心して旅行を楽しめるよう詳しくご紹介します。
スペインの魅力を存分に味わうための情報をぎゅっと詰め込みましたので、ぜひ旅行前の参考にしてくださいね。

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スペイン旅行の準備

スペイン旅行の準備

スペイン旅行を楽しむためには、出発前の準備が重要です。
必要な書類や持ち物をしっかり確認して、余裕を持って準備を進めましょう。
特に初めての海外旅行の場合は、チェックリストを作っておくと安心ですよ。

スペイン旅行に必要な持ち物リスト

スペイン旅行に必要な持ち物は、季節や滞在期間によって異なりますが、基本的なアイテムをリストアップしました。
これらを参考に、自分の旅行スタイルに合わせてカスタマイズしてくださいね。
忘れ物があると現地で調達する手間や費用がかかってしまうこともあります。

  • パスポート(有効期限が帰国日から3ヶ月以上あるもの)
  • 航空券(Eチケットやモバイルチケット)
  • ホテルの予約確認書
  • 海外旅行保険証
  • クレジットカード(複数枚あると安心)
  • 現金(ユーロ)と日本円
  • スマートフォンと充電器
  • 変換プラグ(Cタイプ)
  • 常備薬
  • 洗面用具・化粧品
  • 衣類(季節に合わせたもの)
  • 歩きやすい靴
  • 日焼け止め
  • サングラス
  • 折りたたみ傘または雨具

スペインは日本と比べて盗難事件が多いため、貴重品を入れるセキュリティポーチや、スリ対策用のバッグも持っていくと安心です。
特に観光地では常に警戒を怠らないようにしましょう。

パスポートやビザの確認

スペインはシェンゲン協定加盟国のため、日本国籍の方は90日以内の観光目的であればビザは不要です。
ただし、パスポートの残存有効期間は「スペイン出国予定日から3ヶ月以上」必要なので注意しましょう。
万が一、有効期限が足りない場合は、早めにパスポートの更新手続きを行ってくださいね。

また、入国時には以下の書類の提示を求められる場合があります。

  • 往復航空券(または出国予定を証明するもの)
  • 滞在費を賄える経済力の証明(現金やクレジットカード)
  • 宿泊先の情報(ホテル予約確認書など)
  • 海外旅行保険証

これらの書類は電子データでも良いですが、念のため印刷したものも持参すると安心ですよ。
入国審査でスムーズに通過するためにも、きちんと準備しておきましょう。

海外旅行保険の手配

スペイン旅行では、海外旅行保険への加入が強く推奨されています。
実は、スペインを含むヨーロッパでは医療費が高額になることが多いんです。
特に緊急搬送や入院となると、数百万円の費用がかかる場合もあります。

クレジットカード付帯の海外旅行保険だけでは補償が不十分なことが多いので、別途加入を検討しましょう。
保険選びのポイントは以下の通りです。

  • 治療・救援費用が3,000万円以上カバーされるもの
  • 携行品損害の補償があるもの
  • 航空機遅延保険が含まれるもの
  • 24時間日本語対応のサービスがあるもの

最近はネットで簡単に加入できる海外旅行保険も増えています。
出発直前でも申し込み可能なプランもありますが、余裕を持って手配することをおすすめします。

スペインでの服装と文化

スペインでの服装と文化

スペインは日本と気候が異なり、地域によっても差があります。
また、カジュアルな国というイメージがありますが、場所によってはドレスコードがあることも。
現地の文化や習慣を理解し、適切な服装で旅行を楽しみましょう。

季節ごとのおすすめ服装

スペインは地域によって気候が大きく異なります。
北部は湿度が高く涼しい大西洋性気候、中央部は乾燥した大陸性気候、南部と東部は温暖な地中海性気候となっています。
訪問する地域と季節に合わせた服装を準備することが大切ですよ。

春(3月〜5月)の服装

春のスペインは日中と朝晩の寒暖差が大きいです。
薄手のジャケットやカーディガンなど、脱ぎ着できる服装がおすすめです。
4月以降は徐々に暖かくなりますが、突然の雨に備えて折りたたみ傘も持っていきましょう。

夏(6月〜8月)の服装

スペインの夏は非常に暑く、特に内陸部では40度を超えることもあります。
涼しい綿や麻の素材の服、半袖や短パン、サンダルなど軽装がおすすめです。
ただし、教会や宮殿などを訪れる際は肌の露出が多い服装は避けた方が無難ですね。

夏のスペインは日差しが非常に強いため、日焼け止め、サングラス、帽子は必須アイテムです。
また、レストランやショッピングモールなどは冷房が効いていることが多いので、薄手の羽織りものがあると便利ですよ。

秋(9月〜11月)の服装

秋は比較的過ごしやすい気温ですが、11月になると急に冷え込むことがあります。
長袖シャツやセーター、軽めのジャケットなど、重ね着できる服装を準備しましょう。
特に北部や中央部では朝晩の冷え込みに注意が必要です。

冬(12月〜2月)の服装

冬のスペインは地域によって大きく気温が異なります。
マドリードなどの内陸部は氷点下になることもあり、コート、マフラー、手袋などの防寒具が必要です。
一方、バルセロナなどの地中海沿岸部は比較的温暖ですが、それでも日本の冬と同じくらいの防寒対策は必要でしょう。

スペインの文化と習慣を知る

スペインには独自の文化や習慣があります。
現地の人々と良好な関係を築き、トラブルを避けるためにも、基本的なマナーや習慣を知っておくことが大切です。
少しの知識で、旅行がより充実したものになりますよ。

  • 挨拶は握手やほほにキスをするのが一般的(初対面は男女問わず握手が無難)
  • 食事の時間が遅い(ランチは14時頃、ディナーは21時以降が一般的)
  • シエスタ(昼寝)の習慣があり、午後2時〜5時頃は小さな店が閉まっていることも
  • チップの文化はあるが、日本ほど厳格ではない(サービスに満足したら5〜10%程度)
  • 教会や宗教施設を訪れる際は、肩や膝が隠れる服装を心がける
  • 公共の場での大声での会話は避ける

スペイン人は一般的にフレンドリーで社交的です。
簡単なスペイン語のフレーズを覚えておくと、現地の人とのコミュニケーションがより楽しくなりますよ。
「Hola(オラ、こんにちは)」「Gracias(グラシアス、ありがとう)」「Por favor(ポル・ファボール、お願いします)」などの基本的な挨拶は覚えておくと便利です。

スペインでは地域によって独自の言語が使われていることもあります。
カタルーニャ地方ではカタルーニャ語、バスク地方ではバスク語が話されています。
基本的にはスペイン語(カスティーリャ語)で通じますが、地域の言語に敬意を示すと喜ばれることもありますね。

スペインの現地情報

スペインの現地情報

スペインを快適に旅行するためには、現地の交通事情や通信環境、お金の扱いなどの基本情報を把握しておくことが大切です。
事前に情報を集めておくことで、現地でのストレスを減らし、より充実した旅行が楽しめますよ。
それでは、スペイン旅行で役立つ現地情報をご紹介します。

現地の交通手段と利用方法

スペインは公共交通機関が発達しており、主要都市間の移動や市内観光にも便利です。
特に高速鉄道AVEは、マドリードからバルセロナなどの主要都市へ短時間で移動できる便利な交通手段です。
都市によって交通システムは異なりますが、基本的な利用方法を知っておくと役立ちます。

都市間の移動手段

スペイン国内の都市間移動には、以下の交通手段があります。

  • 高速鉄道AVE:主要都市間を結ぶ高速鉄道で、最速300km/hで走行
  • 長距離バス:鉄道より安価で、小さな町にも運行している
  • 国内線フライト:遠距離移動に便利(イベリア航空、ブエリング航空など)
  • レンタカー:自由な旅程を組みたい方におすすめ(国際免許証が必要)

AVEなどの長距離列車は事前予約がおすすめです。
公式サイト「Renfe」で予約すると割引料金で購入できることもあります。
特に夏のハイシーズンや祝日前後は満席になりやすいので、早めの予約を心がけましょう。

市内の交通手段

主要都市内の移動には、以下の交通手段が便利です。

  • メトロ(地下鉄):マドリード、バルセロナなどの大都市にある
  • バス:ほぼすべての都市を網羅している
  • タクシー:比較的安価で、白いボディに都市名のロゴが入っている
  • トラム:一部の都市で運行されている路面電車
  • レンタサイクル:観光に適した都市も多い

大都市では交通系ICカード(マドリードの「Multi」やバルセロナの「T-casual」など)を購入すると便利です。
複数回乗車できる回数券タイプが一般的で、単独チケットを買うよりもお得になります。
観光客向けの1日〜数日間有効のパスもあるので、滞在期間や予定に合わせて選びましょう。

通信事情とWi-Fi環境

スペインでの通信手段を確保しておくことは、地図アプリの利用や情報検索、緊急時の連絡などに不可欠です。
主な選択肢としては、国際ローミング、現地SIMカード、ポケットWi-Fiなどがあります。
それぞれのメリット・デメリットを理解して、自分に合った方法を選びましょう。

インターネット接続方法
  • 国際ローミング:手軽だが高額になりがち
  • 現地SIMカード:経済的だが、SIMフリー端末が必要
  • レンタルポケットWi-Fi:複数デバイスで使えるが、日額料金がかかる
  • 無料Wi-Fi:ホテル、カフェ、公共施設などで利用可能

現地SIMカードは空港や携帯ショップで購入できます。
主要プロバイダーは「Movistar」「Vodafone」「Orange」などで、観光客向けの短期プランも提供しています。
データ通信のみのプランなら15〜30ユーロ程度で、10〜30GBほど利用できるものが一般的ですよ。

日本出発前にポケットWi-Fiをレンタルしておくと、到着してすぐにインターネットが使えて便利です。
複数人で旅行する場合は、コストを分担できるのでお得になることも。
ただし、バッテリー持続時間や通信速度制限には注意が必要です。

スペインの主要観光地やホテル、レストランなどでは無料Wi-Fiが提供されていることが多いですが、セキュリティ面では不安があります。
重要な情報を扱う場合は、自分専用の通信手段を使うことをおすすめします。
また、オフラインでも使えるマップアプリをダウンロードしておくと、通信環境がない場所でも役立ちますよ。

現地通貨と両替方法

スペインの通貨はユーロ(€)です。
紙幣は5、10、20、50、100、200、500ユーロ、硬貨は1、2、5、10、20、50セント、1、2ユーロがあります。
日本円からユーロへの両替方法や、現地でのお金の扱い方について知っておきましょう。

両替のタイミングと方法
  • 日本国内の銀行やネット両替サービス:手数料が安いことが多い
  • 空港の両替所:便利だが手数料が高め
  • スペイン現地の両替所:観光地には多いが、レートに注意
  • 現地ATM:クレジットカードやキャッシュカードで引き出し可能

一般的に、日本で事前に両替しておくのが最もお得です。
特に三菱UFJ銀行や三井住友銀行などの大手銀行では、事前予約することでより良いレートが適用されることもあります。
ただし、すべてを事前に両替するのではなく、当面必要な分だけ用意しておくのがおすすめですよ。

スペインでは、国際ブランド(VISA、Mastercard、JCB等)のクレジットカードが広く利用できます。
特に高額な買い物やレストランでの支払いには便利ですが、小さな店舗や市場では現金のみの場合もあるので、ある程度の現金は持ち歩きましょう。

現地でのATM利用は便利ですが、利用の際は以下の点に注意しましょう。

  • 銀行のATMを利用する(独立型ATMは手数料が高い)
  • ATM利用時は周囲に注意し、人目につく場所で利用する
  • 大きな金額を一度に引き出さない
  • 引き出した現金はすぐに財布にしまう

また、スペインではチップの文化がありますが、日本ほど厳格ではありません。
レストランでは請求額の5〜10%程度、タクシーでは端数を切り上げる程度が一般的です。
サービスに満足した場合は、感謝の気持ちとしてチップを渡すと喜ばれますよ。

スペイン旅行の予算

スペイン旅行の予算

スペイン旅行の計画を立てる上で、予算の把握は重要なポイントです。
滞在期間や旅行スタイルによって費用は大きく変わりますが、おおよその目安を知っておくと安心ですよね。
ここでは、スペイン旅行にかかる主な費用と節約のコツをご紹介します。

飛行機代・宿泊費の相場

スペイン旅行の大きな出費となるのが、飛行機代と宿泊費です。
シーズンや予約のタイミングによって価格は大きく変動しますので、早めの計画が節約のポイントになります。
一般的な相場を見ていきましょう。

飛行機代の相場

日本からスペインへの直行便は、成田・羽田からマドリードへのイベリア航空便があります。
直行便の場合、エコノミークラスで以下のような価格帯が一般的です。

  • ハイシーズン(7〜8月、年末年始):15〜25万円
  • ショルダーシーズン(4〜6月、9〜10月):12〜18万円
  • オフシーズン(11〜3月、年末年始除く):10〜15万円

経由便を利用すれば、直行便より3〜5万円ほど安くなることが多いです。
ヨーロッパ系航空会社(エールフランス、KLMオランダ航空など)やアジア系航空会社(カタール航空、エミレーツ航空など)の経由便が人気です。
早割や特別セールを利用すれば、さらにお得に航空券を購入できることもありますよ。

宿泊費の相場

スペインの宿泊施設は、ホテル、アパートメント、ホステルなど様々なタイプがあります。
都市や立地、シーズンによって価格は異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。

  • 高級ホテル(4〜5つ星):1泊15,000〜30,000円〜
  • 中級ホテル(3つ星):1泊8,000〜15,000円
  • バジェットホテル(1〜2つ星):1泊5,000
    〜8,000円
  • ホステル(相部屋):1泊2,000〜5,000円
  • アパートメント(Airbnbなど):1泊6,000〜15,000円(物件による)

マドリードやバルセロナなどの主要都市は、地方都市より宿泊費が高い傾向にあります。
また、フェスタやイベント期間中は価格が跳ね上がることもあるので注意が必要です。
予約サイトの比較や早期予約割引を活用すると、良い条件の宿泊施設を確保できますよ。

スペインでは、観光税が宿泊料金に追加されることがあります。
特にカタルーニャ地方(バルセロナなど)では、ホテルのカテゴリーによって1泊あたり0.5〜5ユーロ程度の観光税がかかります。
予約時に含まれていない場合は、チェックアウト時に別途支払うことになるので覚えておきましょう。

食事や観光にかかる費用

スペイン旅行では、美味しい食事や魅力的な観光スポットを楽しむことも大きな楽しみですよね。
食事代や観光にかかる費用の目安を知っておくと、予算計画が立てやすくなります。

食事の相場

スペインの食事代は、レストランのグレードや地域によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。

  • 高級レストラン:ディナー1人あたり50〜100ユーロ(約7,000〜14,000円)〜
  • 一般的なレストラン:ランチ1人あたり15〜25ユーロ(約2,100〜3,500円)
  • カフェやバル:タパス1皿2〜5ユーロ(約280〜700円)
  • ファストフード:5〜10ユーロ(約700〜1,400円)
  • スーパーでの食材:サンドイッチやサラダなら3〜6ユーロ(約420〜840円)

スペインでは「メニューデルディア(日替わりランチ)」が一般的で、前菜・メイン・デザート・ドリンクがセットになって10〜15ユーロ程度で楽しめることが多いです。
これを利用すれば、リーズナブルに本格的なスペイン料理を味わえますよ。

また、タパスバーでは小皿料理を注文しながらワインやビールを楽しむのもスペインならではの食事スタイル。
複数人で行けば、様々な料理をシェアできるのでおすすめです。

観光スポットの入場料

スペインの主要観光スポットの入場料は以下の通りです。

  • サグラダファミリア(バルセロナ):基本入場料20〜26ユーロ(約2,800〜3,600円)
  • プラド美術館(マドリード):一般15ユーロ(約2,100円)
  • アルハンブラ宮殿(グラナダ):一般14ユーロ(約2,000円)
  • グエル公園(バルセロナ):モニュメンタルゾーン10ユーロ(約1,400円)
  • メスキータ(コルドバ):一般11ユーロ(約1,500円)

多くの観光スポットでは、オンライン予約すると並ばずに入場できたり、割引が適用されたりすることがあります。
また、学生や65歳以上の方は割引料金が適用されることが多いので、該当する方は身分証明書を持参しましょう。

主要都市では観光パスが販売されていることがあります。
例えば「Barcelona Card」や「Madrid Card」などは、公共交通機関の乗り放題と主要観光施設の割引や入場料無料特典がついています。
滞在中に多くの観光スポットを訪れる予定なら、これらのカードを利用すると節約になることも。

節約術とお得情報

スペイン旅行をより経済的に楽しむための節約術やお得な情報をご紹介します。
ちょっとした工夫で、予算を抑えながらも充実した旅行が可能になりますよ。

旅行全般の節約術
  • オフシーズン(11〜3月)の旅行を検討する
  • 航空券は3〜6ヶ月前に予約する
  • 中心部から少し離れた宿泊施設を選ぶ
  • 複数の予約サイトで価格を比較する
  • 現地SIMカードを利用して通信費を抑える
  • 公共交通機関の回数券や観光パスを活用する
食事の節約術
  • ランチタイムの「メニューデルディア」を利用する
  • 地元の人が多く集まる地域のレストランを選ぶ
  • 観光客向けレストランは避ける(特にパエリアは要注意)
  • スーパーで食材を買い、簡単な朝食や軽食を自分で用意する
  • 水道水は安全に飲めるので、ペットボトルを持ち歩いて給水する
  • ドリンクはバーのカウンターで飲むと安い(テラス席は割増料金の場合も)
観光の節約術
  • 多くの美術館や観光施設は特定の曜日・時間帯に無料開放している
  • フリーウォーキングツアーに参加する(チップ制)
  • 市内観光は徒歩や公共交通機関を利用する
  • 観光スポットのチケットは事前にオンラインで購入する(割引あり)
  • 学生証や国際学生証、シニア割引などを活用する

特に、美術館や観光施設の無料開放日をチェックしておくと、大きな節約になります。
例えば、マドリードのプラド美術館は月〜土の18時〜20時、日曜日の17時〜19時は入場無料です。
バルセロナの多くの美術館も、毎月第一日曜日は無料開放されています。

スペインでは、多くの都市で「フリーウォーキングツアー」が開催されています。
これは事前予約制で、地元ガイドが街の歴史や文化を紹介してくれるツアーです。
参加費は無料ですが、満足したらガイドにチップを渡す仕組みになっています。
観光初日に参加すると、街の概要を把握でき、後の観光計画にも役立ちますよ。

スペイン旅行の安全情報

スペイン旅行の安全情報

スペインは基本的に安全な国ですが、観光客を狙った犯罪やトラブルも発生しています。
特に大都市や観光地では注意が必要です。
安全に旅行を楽しむためのポイントと、万が一の際の対応方法を知っておきましょう。

注意すべき犯罪やトラブル

スペインで最も多い観光客向けの犯罪は、スリや置き引きなどの軽犯罪です。
暴力的な犯罪は比較的少ないですが、油断は禁物です。
特に注意すべき犯罪やトラブルと、その対策を見ていきましょう。

スリや置き引きへの対策
  • 混雑した場所(地下鉄、観光スポット、市場など)では特に警戒する
  • バッグは常に体の前で持ち、チャックを閉めておく
  • 貴重品は内ポケットやセキュリティポーチに入れる
  • レストランでは、バッグを床や椅子の背もたれに置かない
  • スマートフォンやカメラを公共の場で不用意に出さない
  • ATMでお金を引き出す際は周囲に注意する

特にバルセロナのランブラス通りやマドリードのソル広場など、観光客が多く集まる場所ではスリが頻発しています。
また、カフェのテラス席でテーブルに置いたスマートフォンを狙った「テーブルスリ」も増えているので注意が必要です。

詐欺や強引な客引きへの対策
  • 「署名活動」や「アンケート」と称して近づいてくる人には応じない
  • 道で突然話しかけてくる人には警戒する
  • 強引なレストランの客引きには毅然とした態度で断る
  • タクシーは正規のタクシー乗り場から乗車する
  • 料金表示のないレストランでは、注文前に価格を確認する

特に観光地では、偽の署名活動をしながら気を引いてスリを働いたり、フラメンコショーやレストランへの客引きを装って法外な料金を請求したりする詐欺が報告されています。
知らない人から話しかけられたら、まずは警戒することが大切です。

スペインの正規タクシーは、各都市で色が決まっています(マドリードは白、バルセロナは黒と黄色など)。
また、ナンバープレートの最初の文字が「SP」「VT」などになっています。
不審なタクシーを避けるためにも、正規のタクシー乗り場を利用するか、配車アプリ(Uber、Cabifyなど)を使うことをおすすめします。

緊急時の連絡先と対応方法

万が一、トラブルに巻き込まれた場合や体調を崩した場合に備えて、緊急連絡先を把握しておくことが重要です。
スペインでの主な緊急連絡先と、トラブル時の対応方法をご紹介します。

主な緊急連絡先
  • 緊急通報(警察・救急・消防共通):112(英語対応可)
  • 警察(国家警察):091
  • 地方警察:092
  • 救急車:061
  • 在スペイン日本国大使館(マドリード):+34-91-590-7600
  • 在バルセロナ日本国総領事館:+34-93-280-3433
  • JTB緊急連絡センター:+81-3-3572-3022(日本語・24時間対応)

これらの連絡先は、渡航前にスマートフォンに保存しておくと安心です。
また、海外旅行保険に加入している場合は、保険会社の緊急連絡先も控えておきましょう。

盗難・紛失時の対応
  • パスポート紛失:最寄りの警察署で盗難・紛失届(Denuncia)を提出し、日本国大使館・総領事館で再発行手続きを行う
  • クレジットカード紛失:カード会社の緊急連絡先に連絡して利用停止手続きを行う
  • 現金・貴重品の盗難:警察署で盗難届を提出する(保険請求に必要)

特にパスポートの紛失は大きなトラブルになります。
コピーや写真をスマートフォンに保存しておくと、再発行手続きがスムーズになりますよ。
また、盗難届(Denuncia)は英語で作成してもらえることが多いので、言語の心配はあまりありません。

体調不良時の対応
  • 軽い体調不良:薬局(Farmacia)で相談する
  • 医療機関受診が必要な場合:ホテルのフロントに相談するか、保険会社のサポートデスクに連絡する
  • 緊急時:112に電話して救急車を要請する

スペインの薬局は緑色の十字マークが目印で、街中に多く見られます。
薬剤師は医療知識が豊富で、軽い症状なら適切な薬を勧めてくれます。
また、多くの薬局では英語が通じるので安心です。

スペインは日本と医療制度が異なり、公立病院でも外国人観光客は基本的に全額自己負担となります。
海外旅行保険に加入していれば、キャッシュレス診療が可能な提携病院を紹介してもらえることが多いので、体調不良時は保険会社のサポートデスクに連絡することをおすすめします。

まとめ

まとめ

スペイン旅行は、豊かな文化、美しい建築、美味しい料理など、様々な魅力にあふれています。
しかし、初めての方にとっては何を準備すべきか悩ましいものです。
この記事では、スペイン旅行に必要な持ち物から現地情報、安全対策まで幅広くご紹介しました。

  • スペイン旅行の準備:パスポート、航空券、海外旅行保険など基本的な準備を忘れずに
  • 服装と文化:季節や訪問先に合わせた服装選びと、現地の文化習慣を理解しておく
  • 現地情報:交通手段、通信環境、通貨など、現地での過ごし方の基本を把握する
  • 予算計画:飛行機代、宿泊費、食事代などの相場を知り、節約術も活用する
  • 安全対策:スリや詐欺に注意し、緊急時の連絡先を控えておく

事前にしっかりと準備をすることで、スペイン旅行をより安全に、より充実したものにすることができます。
特に初めての方は、この記事で紹介した情報を参考に、余裕を持った計画を立てることをおすすめします。

情熱の国スペインでの素晴らしい思い出づくりに、この記事がお役に立てば幸いです。
¡Buen viaje!(良い旅を!)

この記事を書いた人

スペイン・海外在住10年目のフリーランス
「好きなことをする」「自由」「楽しく」をモットーに生きてます
主に海外在住者に向けた副業や海外情報を実際の海外在住者としての経験からブログで発信中

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