スペインの気温完全ガイド!都市別月別気温と旅行時の服装アドバイス

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スペインといえば、情熱的なフラメンコや美味しいパエリア、壮大な建築物など魅力あふれる国として知られています。
しかし、旅行計画を立てる際に忘れてはならないのが「気温」という重要な要素です。
実はスペインは国内でも地域によって気候が大きく異なるんですよ。
北部の緑豊かな地域から南部の乾燥した地域まで、同じ時期でも服装が全く違うことも珍しくありません。
この記事では、スペイン在住10年の筆者が、各地域・各月の気温情報と適切な服装選びのポイントを詳しくご紹介します。
これからスペイン旅行を計画している方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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スペインの気候概要

スペインの気候概要

スペインは、ヨーロッパの中でも非常に多様な気候を持つ国として知られています。
一般的には「地中海性気候」と言われることが多いですが、実際には地域によって大きく異なるんです。
北部の大西洋沿岸は湿潤で冷涼、中央部は大陸性気候で寒暖差が大きく、南部や東部の地中海沿岸は温暖で乾燥しています。
このような気候の多様性が、スペインの豊かな文化や食の違いにも影響しているんですよ。

スペイン全体の気候特徴

スペイン全体としては、夏は暑く乾燥し、冬は比較的穏やかという特徴があります。
ただし、これはあくまで一般論であり、実際には地域ごとに大きな違いがあることを覚えておきましょう。
例えば、南部のアンダルシア地方では夏の気温が40℃を超えることも珍しくない一方で、北部のガリシア地方では年間を通して雨が多く、湿度も高めです。
また、内陸部のマドリードなどでは昼夜の寒暖差が大きいという特徴もあります。

スペインの平均的な年間気温は、北部で10〜15℃、中央部で12〜16℃、南部や地中海沿岸で16〜20℃程度となっています。
ただし、これはあくまで平均値であり、季節や時間帯によって大きく変動することを忘れないでください。

地域別の気候の違い

スペインの気候は大きく分けて5つのゾーンに分類できます。
それぞれの特徴を理解することで、旅行計画がより立てやすくなりますよ。

  • 北部大西洋沿岸(ガリシア、アストゥリアス、カンタブリア、バスク地方):湿潤で冷涼、年間を通して雨が多い
  • 中央高原(マドリード、カスティーリャ・レオン、カスティーリャ・ラ・マンチャ):大陸性気候で昼夜の寒暖差が大きい
  • 地中海沿岸(カタルーニャ、バレンシア、ムルシア):温暖で乾燥、夏は暑く冬は穏やか
  • 南部(アンダルシア):非常に暑く乾燥した夏と穏やかな冬
  • カナリア諸島:年間を通して温暖で「永遠の春」と呼ばれる

このような気候の多様性があるため、スペイン旅行を計画する際には訪問する地域と時期をしっかり考慮することが大切なんですね。
同じ月でも、バルセロナとマドリードでは必要な服装が異なることもあります。
特に初めてスペインを訪れる方は、この点に注意して準備をしましょう。

スペイン各都市の平均気温

スペイン各都市の平均気温

ここからは、スペインの主要都市における月別の平均気温と、それに合わせた服装のアドバイスをご紹介します。
旅行計画の参考にしてくださいね。
なお、気温データは過去10年間の平均値を基にしていますが、近年の気候変動の影響で、実際の気温はこれよりも高くなる傾向があることをお忘れなく。

マドリードの月別気温と服装アドバイス

マドリードは標高約650mに位置する内陸都市で、典型的な大陸性気候を示します。
夏は非常に暑く、冬は冷え込むことがあり、昼夜の寒暖差も大きいのが特徴です。
年間を通して湿度が低く、「カラッとした」気候といえるでしょう。

【マドリード月別平均気温(最高/最低)℃】

1月:9/1、2月:11/2、3月:15/5、4月:17/7、5月:22/10
6月:28/15、7月:33/18、8月:32/18、9月:27/15
10月:20/10、11月:13/5、12月:10/2

冬季(12月~2月)のマドリードは、日中は比較的穏やかですが、朝晩は冷え込みます。
コートやジャケット、マフラーなどの防寒具が必要ですよ。
特に1月は最も寒い月で、時には氷点下になることもあります。
室内は暖房が効いていることが多いので、重ね着ができる服装がおすすめです。

春季(3月~5月)は、徐々に暖かくなりますが、特に3月から4月にかけては天候が変わりやすいです。
薄手のジャケットやカーディガンなど、脱ぎ着しやすい服装が便利でしょう。
5月になると日中はTシャツ1枚で過ごせる日も増えてきますが、朝晩は冷えることがあるので注意が必要です。

夏季(6月~8月)のマドリードは非常に暑く、日中の気温が35℃を超えることも珍しくありません。
軽装で過ごせますが、日差しが強いので帽子やサングラス、日焼け止めは必須アイテムとなります。
ただし、建物内はエアコンが強めに効いていることが多いので、薄手の羽織りものがあると安心ですよ。

秋季(9月~11月)は、9月はまだ夏の名残があり暑い日が続きますが、10月以降は急速に冷え込んできます。
この時期も朝晩の寒暖差が大きいので、重ね着ができる服装が理想的です。
11月後半になると冬の装いが必要になってくるでしょう。

マドリードは日差しが強く、年間300日以上晴れの日があります。
どの季節でも日焼け対策は忘れないようにしましょう。
また、湿度が低いため、リップクリームや保湿クリームも持参すると良いですよ。

バルセロナの月別気温と服装アドバイス

バルセロナは地中海に面した都市で、典型的な地中海性気候を持っています。
マドリードに比べると年間を通して温暖で、湿度も高めです。
海からの影響で気温の変動が穏やかなのが特徴ですね。

【バルセロナ月別平均気温(最高/最低)℃】

1月:13/5、2月:14/6、3月:16/8、4月:18/10、5月:21/13
6月:25/17、7月:28/20、8月:29/21、9月:26/18
10月:22/14、11月:17/9、12月:14/6

冬季(12月~2月)のバルセロナは、マドリードほど寒くはありませんが、それでも防寒具は必要です。
特に湿度が高いため、体感温度は実際の気温よりも低く感じることがあります。
防水性のある靴や折りたたみ傘があると便利でしょう。
冬でも晴れた日には日中は暖かく感じることもありますよ。

春季(3月~5月)は、徐々に暖かくなり、特に4月後半から5月にかけては過ごしやすい気候になります。
この時期は観光にも最適で、軽いジャケットやカーディガンがあれば十分です。
ただし、春の雨に備えて折りたたみ傘を持っておくと安心ですね。

夏季(6月~8月)のバルセロナは暑いですが、マドリードほどの猛暑ではありません。
ただし、湿度が高いため蒸し暑く感じることがあります。
軽装で過ごせますが、観光地や公共交通機関ではエアコンが効いていることが多いので、薄手の上着があると便利です。
また、海水浴を楽しむなら水着も忘れずに!

秋季(9月~11月)は、9月はまだ夏の気候が続きますが、10月以降は徐々に涼しくなります。
この時期も比較的穏やかで、軽いジャケットや長袖シャツで過ごせることが多いでしょう。
11月後半になると冬の装いが必要になってきます。

バルセロナは海に面しているため、年間を通して風が強い日があります。
特に冬から春にかけては「トラモンターナ」と呼ばれる北風が吹くことがあるので、風を通しにくい上着があると良いでしょう。
また、夏は海からの湿気で蒸し暑く感じることがあるため、通気性の良い服装がおすすめです。

セビリアの月別気温と服装アドバイス

セビリアはスペイン南部アンダルシア地方の中心都市で、スペインで最も暑い都市の一つとして知られています。
夏は猛暑が続き、冬は比較的穏やかという特徴があります。

【セビリア月別平均気温(最高/最低)℃】

1月:16/6、2月:18/7、3月:21/9、4月:23/11、5月:27/14
6月:32/18、7月:36/21、8月:36/21、9月:32/19
10月:26/15、11月:20/10、12月:17/7

冬季(12月~2月)のセビリアは、スペインの他の地域に比べると穏やかです。
日中は15℃を超えることも多く、晴れた日には上着なしで過ごせることもあります。
ただし、朝晩は冷え込むことがあるので、ジャケットやセーターなどの防寒具は必要ですよ。
雨が降ることもあるので、折りたたみ傘があると便利でしょう。

春季(3月~5月)は、セビリアの最も美しい季節の一つです。
特に4月の「フェリア・デ・アブリル(4月祭り)」の時期は、気候も穏やかで観光に最適です。
軽装で過ごせますが、朝晩は冷えることがあるので、カーディガンなどの羽織りものがあると安心ですね。

夏季(6月~8月)のセビリアは、とにかく暑いの一言です。
日中の気温が40℃を超えることも珍しくなく、世界で最も暑い都市の一つとされています。
非常に軽装で過ごす必要があり、帽子、サングラス、日焼け止めは必須アイテムとなります。
この時期は、午後の最も暑い時間帯(14時〜17時頃)は屋内で過ごすことをおすすめします。

秋季(9月~11月)は、9月はまだ夏の暑さが残りますが、10月以降は徐々に過ごしやすくなります。
この時期も比較的暖かく、軽装で過ごせることが多いでしょう。
11月後半になると朝晩の冷え込みが強くなるので、重ね着ができる服装が理想的です。

セビリアの夏は本当に暑いので、7月と8月の旅行は避けた方が無難です。
どうしてもこの時期に訪れる場合は、水分補給をこまめに行い、日中の観光は控えめにしましょう。
現地の人々も「シエスタ」と呼ばれる昼寝の時間に屋内で休息を取る習慣があるほどです。

バレンシアの月別気温と服装アドバイス

バレンシアは地中海に面した東部の都市で、温暖な地中海性気候が特徴です。
年間を通して比較的穏やかな気候で、バルセロナよりもやや暖かく、セビリアほど極端な暑さはありません。

【バレンシア月別平均気温(最高/最低)℃】

1月:16/7、2月:17/7、3月:19/9、4月:21/11、5月:24/14
6月:27/18、7月:30/21、8月:31/22、9月:28/19
10月:24/15、11月:20/11、12月:17/8

冬季(12月~2月)のバレンシアは、比較的穏やかで過ごしやすいです。
日中は15℃を超えることが多く、晴れた日には春のような陽気を感じることもあります。
ただし、朝晩は冷え込むことがあるので、ジャケットやセーターなどの防寒具は必要です。
また、この時期は雨が多いので、折りたたみ傘や防水性のある靴があると便利ですよ。

春季(3月~5月)は、徐々に暖かくなり、特に4月から5月にかけては観光に最適な気候になります。
この時期は「ファリャス祭り」(3月)など地元のお祭りも多く、バレンシアの魅力を存分に楽しめるでしょう。
軽いジャケットやカーディガンがあれば十分ですが、天候の変化に備えて折りたたみ傘も持っておくと安心です。

夏季(6月~8月)のバレンシアは暑いですが、海からの風があるため、セビリアほどの猛暑ではありません。
軽装で過ごせますが、日差しが強いので帽子やサングラス、日焼け止めは必須アイテムとなります。
また、バレンシアは美しいビーチがあるので、水着や水遊び用のグッズを持参すると良いでしょう。

秋季(9月~11月)は、9月はまだ夏の気候が続きますが、10月以降は徐々に涼しくなります。
この時期も比較的穏やかで、軽いジャケットや長袖シャツで過ごせることが多いでしょう。
11月後半になると朝晩の冷え込みが強くなるので、重ね着ができる服装が理想的です。

バレンシアは「パエリア」発祥の地として知られています。
特に3月のファリャス祭りの時期は、観光客で賑わうため、宿泊施設の予約は早めにしておくことをおすすめします。
また、夏は地中海の美しいビーチでの海水浴も楽しめるので、6月から9月にかけての訪問も良いでしょう。

スペインの観光シーズンと気温

スペインの観光シーズンと気温

スペインへの旅行を計画する際には、観光シーズンと気温の関係を理解しておくことが大切です。
シーズンによって混雑状況や物価、イベントなども大きく変わってきますよ。
ここでは、夏季と冬季の気候と楽しみ方について詳しくご紹介します。

夏季(6月~8月)の気候と楽しみ方

夏のスペインは、全体的に暑く乾燥しています。
特に内陸部や南部では、日中の気温が40℃を超えることもあるほどです。
一方で、北部の大西洋沿岸地域は比較的涼しく、避暑地として人気があります。

  • 南部(セビリア、コルドバなど):非常に暑く、日中の外出は避けた方が無難
  • 中央部(マドリードなど):暑いが乾燥しているため、日陰では比較的過ごしやすい
  • 地中海沿岸(バルセロナ、バレンシアなど):暑いが海風があり、ビーチでの休暇に最適
  • 北部(サン・セバスティアン、サンタンデールなど):比較的涼しく、避暑に適している

夏のスペイン旅行では、以下のような楽しみ方がおすすめです。

1. ビーチリゾートを満喫
バルセロナのバルセロネータビーチ、バレンシアのマルバロッサビーチ、マラガのラ・マラゲータビーチなど、地中海沿岸の美しいビーチで海水浴を楽しめます。
北部のサン・セバスティアンにあるラ・コンチャビーチも、世界で最も美しい都市ビーチの一つとして知られていますよ。

2. 夏祭りに参加
7月のサン・フェルミン祭り(パンプローナの牛追い祭り)や8月のラ・トマティーナ(トマト投げ祭り)など、夏はスペイン各地で様々なお祭りが開催されます。
地元の人々と一緒に祭りを楽しむことで、スペインの文化をより深く体験できるでしょう。

3. シエスタを取り入れた観光
特に南部や中央部では、日中の暑い時間帯(14時〜17時頃)は屋内で過ごし、朝早くや夕方以降に観光するというリズムが理想的です。
地元の人々も「シエスタ」と呼ばれる昼寝の時間を大切にしており、多くのお店がこの時間帯は閉まっていることも珍しくありません。

夏のスペイン旅行では、水分補給をこまめに行い、日焼け対策をしっかりすることが大切です。
また、スペインでは夜遅くまで食事を楽しむ文化があり、ディナーは21時以降に始まることも珍しくありません。
夏は特に夜の時間帯が心地よく、屋外のテラス席でタパスやパエリアを楽しむのがおすすめですよ。

冬季(12月~2月)の気候と楽しみ方

冬のスペインは、地域によって気候が大きく異なります。
北部は寒く雨が多い一方で、南部や地中海沿岸は比較的穏やかで、晴れた日には春のような陽気を感じることもあります。

  • 北部:寒く雨や雪が多い、山岳地帯ではスキーも楽しめる
  • 中央部(マドリードなど):寒いが晴れの日が多く、日中は比較的過ごしやすい
  • 地中海沿岸(バルセロナ、バレンシアなど):穏やかで、日中は15℃前後になることも
  • 南部(セビリア、マラガなど):比較的温
    かで、冬でも日中は20℃近くになることも
  • カナリア諸島:年間を通して温暖で、冬でも20℃前後の気温が続く

冬のスペイン旅行では、以下のような楽しみ方がおすすめです。

1. 文化施設を巡る
マドリードのプラド美術館やレイナ・ソフィア美術館、バルセロナのピカソ美術館など、世界的に有名な美術館や博物館を巡るのに最適な季節です。
観光客が比較的少ないため、ゆっくりと芸術作品を鑑賞できますよ。

2. クリスマスマーケットを楽しむ
12月には各都市でクリスマスマーケットが開催され、独特の雰囲気を楽しむことができます。
特にマドリードのプラザ・マヨールやバルセロナのサグラダ・ファミリア周辺のマーケットは人気があります。
伝統的なクリスマス菓子「トゥロン」も是非味わってみてください。

3. ウィンタースポーツを楽しむ
ピレネー山脈やシエラ・ネバダ山脈など、スペインには素晴らしいスキーリゾートがあります。
特にシエラ・ネバダは欧州最南端のスキーリゾートとして知られ、晴れた日には地中海を眺めながらスキーを楽しむという贅沢な体験ができますよ。

4. 温泉を訪れる
冬の寒い時期には、アンダルシアのランハロンやカタルーニャのカルデス・デ・モンブイなど、スペイン各地の温泉地を訪れるのもおすすめです。
ローマ時代から続く温泉文化を体験できますよ。

冬のスペイン旅行では、地域による気温差を考慮した服装準備が重要です。
また、この時期は観光客が少なく、宿泊料金もオフシーズン価格になることが多いため、予算を抑えた旅行が可能です。
ただし、年末年始やクリスマス期間は例外で、人気観光地では予約が取りにくくなることもありますので注意しましょう。

スペイン旅行のための服装ガイド

スペイン旅行のための服装ガイド

スペイン旅行を快適に過ごすためには、訪問する季節や地域に合わせた服装選びが重要です。
ここでは、シーズン別の服装ポイントとアクティビティ別の服装提案をご紹介します。

シーズン別服装のポイント

春(3月~5月)の服装

スペインの春は、日中と朝晩の気温差が大きいのが特徴です。
重ね着ができる服装がおすすめです。

  • 軽いジャケットやカーディガン
  • 長袖シャツやブラウス
  • 薄手のセーター
  • ジーンズやカジュアルパンツ
  • 歩きやすい靴(街歩きが多いため)
  • 折りたたみ傘(特に3月から4月は雨が多い)
  • サングラス(日差しが強くなってくるため)

春は特に天候が変わりやすいので、脱ぎ着しやすい服装を心がけましょう。
3月初旬はまだ冷え込むことがあるので、マフラーなどの防寒具も持っておくと安心です。
5月になると日中はTシャツ1枚で過ごせる日も増えてきますよ。

夏(6月~8月)の服装

スペインの夏は非常に暑く、特に南部や内陸部では40℃を超えることもあります。
軽装で日よけ対策をしっかりすることが大切です。

  • 通気性の良い素材の服(リネンやコットン)
  • 半袖Tシャツやノースリーブトップス
  • 短パンやスカート
  • サンダルや通気性の良いスニーカー
  • 帽子(つばの広いものがおすすめ)
  • サングラス
  • 日焼け止め(SPF50以上)
  • 薄手の羽織りもの(建物内のエアコン対策)
  • 水着(海やプールを楽しむ場合)

夏は建物内と外の温度差が大きいことにも注意が必要です。
レストランやショッピングモール、美術館などはエアコンが強く効いていることが多いので、薄手の羽織りものを持っておくと便利ですよ。
また、教会や大聖堂を訪れる際は、肩や膝が隠れる服装が求められることがあるので、そのような場所を訪れる予定がある場合は、薄手のストールやカーディガンを持参しましょう。

秋(9月~11月)の服装

秋は春と同様に気温の変化が大きい季節です。
9月はまだ夏の暑さが残っていますが、10月以降は徐々に冷え込んできます。

  • 長袖シャツやブラウス
  • 薄手から中厚手のセーター
  • ジャケットやカーディガン
  • ジーンズやカジュアルパンツ
  • 歩きやすい靴
  • 折りたたみ傘
  • 薄手のマフラー(10月以降)

秋も重ね着がしやすい服装がおすすめです。
特に11月後半になると朝晩の冷え込みが強くなるので、防寒具も必要になってきます。
ただし、南部や地中海沿岸では、11月でも日中は暖かい日が続くことがあるので、訪問する地域の気温をチェックしておきましょう。

冬(12月~2月)の服装

スペインの冬は地域によって大きく異なります。
北部や中央部は寒く、南部や地中海沿岸は比較的穏やかです。

  • コートやジャケット(北部・中央部では厚手のもの)
  • セーターやトレーナー
  • 長袖シャツやブラウス
  • マフラーや手袋、帽子(北部・中央部)
  • ジーンズや厚手のパンツ
  • 防水性のある靴(特に北部は雨が多い)
  • 折りたたみ傘

冬は特に地域による気温差が大きいので、訪問先に合わせた服装準備が重要です。
マドリードやサラマンカなどの内陸部では、冬の朝晩は氷点下になることもあるので、しっかりとした防寒具が必要です。
一方、マラガやアリカンテなどの南部沿岸部では、晴れた日には日中20℃近くまで上がることもあり、薄手のジャケット程度で過ごせることも珍しくありません。

アクティビティ別服装の提案

スペイン旅行では、様々なアクティビティを楽しむことができます。
ここでは、主なアクティビティ別の服装提案をご紹介します。

1. 観光スポット巡り

美術館や歴史的建造物など、観光スポットを巡る際には以下のような服装がおすすめです。

  • 歩きやすく疲れにくい靴(クッション性のあるスニーカーなど)
  • 動きやすいカジュアルな服装
  • リュックサックや斜めがけバッグ(両手が自由に使える)
  • 教会や大聖堂を訪れる場合は、肩と膝が隠れる服装
  • 季節に応じた防寒具や日よけグッズ

スペインの観光地では石畳の道が多いため、ヒールの高い靴は避けた方が無難です。
また、一日中歩き回ることが多いので、履き慣れた靴を持参することをおすすめします。
教会や大聖堂などの宗教施設を訪れる際には、服装に関するマナーがあることも覚えておきましょう。

2. ビーチリゾート

地中海やカンタブリア海の美しいビーチを楽しむ際には、以下のようなアイテムが必要です。

  • 水着(できれば2着以上)
  • ビーチサンダル
  • ビーチタオル
  • サングラス
  • つばの広い帽子
  • 日焼け止め(SPF50以上、こまめに塗り直す)
  • ラッシュガードやパレオ(日焼け対策)
  • ビーチバッグ

スペインのビーチでは、トップレスで日光浴をする女性も見かけますが、観光客は現地のマナーに従うことが大切です。
また、日差しが非常に強いので、日焼け対策はしっかりと行いましょう。
ビーチから街に戻る際には、水着の上に羽織れる服を持っておくと便利ですよ。

3. フラメンコショーや高級レストラン

本格的なフラメンコショーを鑑賞したり、高級レストランでディナーを楽しんだりする際には、少しドレスアップした服装がおすすめです。

  • 男性:シャツとスラックス、ジャケット(カジュアルでも可)
  • 女性:ワンピースやブラウスとスカート、パンツスタイル
  • アクセサリーやスカーフなどの小物
  • 歩きやすいドレスシューズやサンダル

スペインでは、特に高級レストランやフラメンコタブラオ(フラメンコショーを行う専門店)では、カジュアルすぎる服装(短パンやビーチサンダルなど)は避けた方が良いでしょう。
ただし、あまり堅苦しい正装は必要なく、スマートカジュアルな服装で十分です。
地元の人々も、おしゃれをして外食を楽しむ文化がありますよ。

4. ハイキングやアウトドア活動

ピレネー山脈やシエラ・ネバダなどでハイキングやトレッキングを楽しむ際には、機能的な服装が必要です。

  • トレッキングシューズや登山靴
  • 速乾性・通気性のある服装
  • 重ね着できるレイヤリングスタイル
  • レインウェアや防風ジャケット
  • 帽子やサングラス
  • 日焼け止め
  • リュックサック
  • 水筒

山岳地帯では天候が急変することがあるので、防寒具や雨具は必ず持参しましょう。
また、標高が高くなると気温が下がるため、重ね着ができる服装が理想的です。
特に冬季のハイキングでは、専門的な装備が必要になることもあるので、事前に情報収集をしておくことをおすすめします。

まとめ

まとめ

スペインは多様な気候を持つ国であり、訪問する地域や時期によって必要な服装や準備が大きく異なります。
この記事でご紹介した各都市の月別気温データや服装アドバイスを参考に、快適なスペイン旅行を計画してみてください。

スペイン旅行のポイントまとめ

  • 北部は湿潤で冷涼、中央部は大陸性気候で寒暖差が大きく、南部や東部は温暖で乾燥
  • 夏(特に7月・8月)の南部や内陸部は非常に暑いので注意が必要
  • 春(4月~5月)と秋(9月~10月)は比較的穏やかで観光に最適
  • 冬でも南部や地中海沿岸は比較的温暖で過ごしやすい
  • 重ね着ができる服装と、脱ぎ着しやすい羽織りものがあると便利
  • 教会や大聖堂を訪れる際は、肩と膝が隠れる服装を心がける
  • 日差しが強いので、どの季節も日焼け対策は忘れずに

スペインは四季折々の魅力があり、どの季節に訪れても素晴らしい体験ができる国です。
気候と服装の情報をしっかり押さえて、あなただけの素敵なスペイン旅行を楽しんでくださいね。
¡Buen viaje!(良い旅を!)

この記事を書いた人

スペイン・海外在住10年目のフリーランス
「好きなことをする」「自由」「楽しく」をモットーに生きてます
主に海外在住者に向けた副業や海外情報を実際の海外在住者としての経験からブログで発信中

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