バルセロナから始めるスペイン旅行完全ガイド:観光、食事、移動プラン

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スペイン旅行を計画するとき、多くの方がバルセロナを訪れたいと考えるのではないでしょうか。
ガウディの建築物が点在する芸術の街バルセロナは、スペイン旅行の玄関口として最適です。
地中海に面したこの美しい都市には、独特の文化や歴史、そして美味しい料理が待っていますよ。
今回は、バルセロナを中心にマドリード、グラナダ、サンセバスチャンなどの都市も含めた、充実したスペイン旅行プランをご紹介します。
初めてのスペイン旅行でも安心して楽しめる情報が満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。

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バルセロナの観光スポット

バルセロナの観光スポット

バルセロナには見どころがたくさんあり、数日間滞在しても飽きることがありません。
特に建築家アントニ・ガウディの作品群は、世界中から観光客を集めるバルセロナの象徴となっているんです。
街を歩けば、どこを見ても写真に収めたくなる美しい景色が広がっていますよ。
では、バルセロナで絶対に訪れたい観光スポットをご紹介していきましょう。

必見の名所

バルセロナを訪れたら、まず外せないのがガウディ建築の数々です。
中でもサグラダ・ファミリアは、1882年に着工し現在も建設が続いている壮大な教会で、2026年の完成を目指しています。
その独特な外観と内部のステンドグラスから差し込む光の演出は、多くの旅行者を魅了していますね。
事前予約が必須なので、旅行計画時に早めにチケットを確保しておきましょう。

サグラダ・ファミリアは混雑必至の人気スポット。
公式サイトからの事前予約がおすすめです。
日本語のオーディオガイドも利用できますよ。

次に訪れたいのがグエル公園です。
カラフルなモザイクタイルで装飾された広場や、ユニークな形の建物が点在するこの公園は、バルセロナの街を一望できる絶景スポットでもあります。
こちらも入場制限があるため、事前予約をお忘れなく。
夕方に訪れると、夕日に照らされた街並みを楽しむことができるでしょう。

そして、バルセロナの中心部を走るランブラス通りも必見です。
約1.2kmに渡るこの歩行者天国には、お土産ショップやカフェ、ストリートパフォーマーなどが立ち並び、バルセロナの活気を肌で感じることができます。
通りの終点には港があり、そこから海岸沿いを散策するのも気持ちがいいですよ。

美術館・博物館

芸術の街バルセロナには、見応えのある美術館や博物館がたくさんあります。
ピカソ美術館では、パブロ・ピカソの初期作品から晩年の作品まで、その芸術的発展を辿ることができます。
特に青の時代の作品は必見で、ピカソがバルセロナで過ごした若き日の影響を感じられるはずです。

また、カタルーニャ美術館では、ロマネスク様式からモデルニスモまで、カタルーニャ地方の芸術の歴史を学ぶことができます。
美術館の建物自体も1929年のバルセロナ万博のために建てられた壮大な建築物で、屋上からの眺めは絶景なんですよ。

現代アート好きなら、ジョアン・ミロ財団もおすすめです。
バルセロナ出身の芸術家ミロの作品を中心に展示しており、カラフルで遊び心のある作品に触れることができます。
モンジュイックの丘に位置するため、美術鑑賞と共に景色も楽しめる一石二鳥のスポットですね。

隠れた名所

観光客で賑わう有名スポットも素晴らしいですが、地元の人々に愛される隠れた名所も訪れてみましょう。
サンタ・カテリーナ市場は、より地元の雰囲気を味わえる市場です。
有名なボケリア市場ほど混雑していないため、ゆっくりと地元の食材や雰囲気を楽しむことができますよ。
カラフルな波型の屋根が特徴的で、写真映えするスポットでもあります。

ポブレ・エスパニョールは、スペイン各地の建築様式を再現した野外建築博物館です。
スペイン全土を旅行したような気分を味わえる上、工房では伝統工芸の実演も見ることができます。
観光客が比較的少ないため、ゆったりと散策できるのが魅力ですね。

  • サンタ・カテリーナ市場:火曜日から土曜日の午前7時30分から午後8時30分まで営業
  • ポブレ・エスパニョール:月曜日から日曜日まで営業、季節により営業時間が変動
  • カルメル市場:地元の人々が集まる市場で、本物のバルセロナを体験できる

家族で楽しむ場所

バルセロナは家族連れにも優しい都市です。
バルセロナ水族館は、ヨーロッパ最大級の地中海をテーマにした水族館で、80mの海底トンネルが特に人気です。
子どもたちは様々な海の生き物に大興奮すること間違いなしでしょう。

また、チボ遊園地は100年以上の歴史を持つ遊園地で、レトロな雰囲気と共に最新のアトラクションも楽しめます。
ティビダボの丘の上にあるため、バルセロナ市内を一望できる絶景も魅力の一つですよ。
小さなお子さんから大人まで楽しめる場所となっています。

暑い日にはバルセロネータビーチがおすすめです。
市内から徒歩でアクセスできる都市型ビーチで、夏場は多くの地元の人々や観光客で賑わいます。
海水浴だけでなく、ビーチバレーやサイクリングなどのアクティビティも充実しているんですよ。

バルセロナの食事とレストラン

バルセロナの食事とレストラン

バルセロナはグルメの街としても有名です。
カタルーニャ料理を中心に、スペイン各地の料理や地中海料理を楽しむことができます。
特に新鮮な魚介類を使った料理は絶品で、旅の楽しみの一つとなるでしょう。
それでは、バルセロナでの食事を最大限に楽しむためのレストラン情報をご紹介します。

おすすめのレストランランキング

バルセロナには数多くのレストランがありますが、特におすすめの店をご紹介します。
「ボケリア市場」内にある「El Quim de la Boqueria」は、新鮮な食材を使った地元料理が楽しめる人気店です。
カウンター席で調理の様子を見ながら食事ができるのも魅力の一つですね。
特に卵料理と魚介類のフリットは絶品で、地元の人にも愛されています。

高級レストランを探しているなら、「Disfrutar」がおすすめです。
ミシュランの星を獲得しているこのレストランでは、伝統的なカタルーニャ料理に現代的なアレンジを加えた創作料理を味わうことができます。
予約は数ヶ月前から必要なほどの人気店なので、訪問を考えている方は早めの予約をお忘れなく。

バルセロナといえばタパスも外せません。
「Cervecería Catalana」は、様々な種類のタパスを提供する人気店で、地元の人々で連日賑わっています。
特にイベリコハムやパタタスブラバス(スパイシーポテト)は絶品ですよ。
こちらも人気店のため、特に夕食時は待ち時間が発生することがあります。

バルセロナでの食事は、スペイン本土より遅めの時間帯が一般的です。
ランチは13時〜15時、ディナーは20時〜22時が地元の人々の食事時間です。
早めに食事をしたい場合は、観光客向けのレストランを選ぶと良いでしょう。

地元の食材を使った料理

バルセロナでは、地元カタルーニャ地方の食材を使った伝統料理を楽しむことができます。
パエリアは観光客に人気のスペイン料理ですが、実はバレンシア地方が発祥です。
それでもバルセロナでは海鮮パエリアが特に美味しく、地中海の新鮮な魚介類がたっぷり使われています。

カタルーニャ地方の伝統料理である「エスカリバダ」も必食です。
焼いた野菜(なす、パプリカ、玉ねぎなど)にオリーブオイルとビネガーをかけたシンプルな一品ですが、素材の味を存分に楽しめる料理となっています。

また、「カルソッツ」という長ネギのような野菜のグリル料理も地元では人気です。
特に1月から3月の冬季限定で楽しめる料理で、専用のソースをつけて食べる独特の食べ方も体験してみてくださいね。
季節の料理を楽しむことで、より深くバルセロナの食文化を知ることができますよ。

バルセロナのカフェ巡り

バルセロナには魅力的なカフェがたくさんあり、街歩きの合間に休憩するのに最適です。
「エル・カフェ・デ・ラ・ペドレラ」は、ガウディ設計の建物カサ・ミラ(別名ラ・ペドレラ)内にあるカフェで、建築の美しさを堪能しながらコーヒーを楽しめる特別な場所です。
モダニズム建築の内装と美味しいケーキが魅力ですよ。

歴史あるカフェを訪れたいなら、1870年創業の「カフェ・デ・ラ・オペラ」がおすすめです。
ランブラス通りに面したこの老舗カフェは、芸術家や知識人たちの集まる場所として長い歴史を持っています。
クラシックな内装と伝統的なチュロスコンチョコラーテは絶品です。

地元の人々に人気の「サタン・コーヒー」は、サードウェーブコーヒーを楽しめるモダンなカフェです。
バリスタが丁寧に淹れるスペシャルティコーヒーと手作りのペイストリーが評判で、朝の時間帯は特に地元の人々で賑わいます。
Wi-Fiも完備されているので、旅の計画を立てながらくつろぐのにも最適な場所となっていますね。

バルセロナの宿泊施設

バルセロナの宿泊施設

バルセロナには様々なタイプの宿泊施設があり、予算や好みに合わせて選ぶことができます。
観光スポットへのアクセスの良さや治安を考慮すると、エイシャンプラ地区やゴシック地区が人気のエリアです。
滞在中の快適さは旅の満足度に大きく影響するので、自分に合った宿選びをしましょう。
それでは、バルセロナのおすすめ宿泊施設をカテゴリー別にご紹介します。

高級ホテルの紹介

バルセロナで最高級の滞在を楽しみたいなら、「ホテル・アーツ・バルセロナ」がおすすめです。
オリンピック・ポート近くに位置するこの5つ星ホテルは、フランク・ゲーリーデザインの巨大な金色の魚のオブジェが目印です。
豪華な客室からはバルセロネータビーチと地中海の絶景を楽しめ、ミシュランの星を獲得したレストランも併設されています。

ガウディ建築を身近に感じたいなら、「カサ・フステル・ホテル」も魅力的です。
モデルニスモ様式の歴史的建造物を改装したこのホテルは、内装も当時の雰囲気を残しつつ最新の設備を備えています。
サグラダ・ファミリアからも近く、観光の拠点としても最適ですよ。

また、「マンダリン・オリエンタル・バルセロナ」は、高級ショッピングストリートであるパセオ・デ・グラシア通りに位置する5つ星ホテルです。
洗練されたデザインの客室と屋上プールからの眺めは格別で、カサ・バトリョやカサ・ミラといったガウディ建築へも徒歩圏内という立地の良さが魅力となっています。

高級ホテルは観光シーズン(4月〜10月)は特に予約が取りにくくなります。
3ヶ月以上前からの予約をおすすめします。
また、多くの高級ホテルでは空港送迎サービスも提供しているので、到着時の移動も安心です。

コストパフォーマンスの良いホテル

予算を抑えつつも快適に過ごせるホテルも多数あります。
「H10 カサノバ」は、エイシャンプラ地区に位置する4つ星ホテルで、モダンな内装と充実した設備が魅力です。
地下鉄の駅からも近く、観光スポットへのアクセスも良好です。
屋上テラスでは、バルセロナの街並みを眺めながらドリンクを楽しむこともできますよ。

「ホテル・1898」は、ランブラス通りに面した歴史ある建物を改装したホテルです。
コロニアル様式の内装と屋上プールが特徴で、中心部に位置しながらも比較的リーズナブルな価格設定が人気の理由です。
朝食ビュッフェも充実しており、一日の観光前にしっかり栄養補給ができます。

バジェット重視なら、「ジェネレーター・バルセロナ」のようなデザインホステルもおすすめです。
プライベートルームとドミトリールームの両方があり、共用スペースではバルセロナを訪れる世界中の旅行者と交流できる楽しさがあります。
グラシア地区に位置し、地下鉄の駅からも近いため観光にも便利ですね。

バルセロナのユニークな宿泊体験

通常のホテルとは一味違う、ユニークな宿泊体験を求める方にもバルセロナは多くの選択肢を提供しています。
「カサ・カミナル」は、モデルニスモ様式の歴史的建造物を改装したブティックホテルで、各部屋がそれぞれ異なるデザインで装飾されています。
アートと建築が融合した空間で、バルセロナならではの滞在が楽しめるでしょう。

より地元の生活を体験したいなら、Airbnbなどで提供されている地元のアパートメントの貸し切りもおすすめです。
特にグラシア地区やポブレノウ地区には、モダンにリノベーションされた物件が多く、自炊設備も整っているため長期滞在にも適しています。
地元のスーパーマーケットで買い物をして、スペイン産のワインとハモンを楽しむのも旅の醍醐味ですよ。

また、「ホテル・エスパーニャ」は、1859年創業の歴史あるホテルで、モデルニスモの巨匠ドメネク・イ・ムンタネーによって設計された美しいレストランが特徴です。
歴史的価値と現代的な快適さを兼ね備えた空間で、バルセロナの過去と現在を同時に体験できる貴重な宿泊施設となっています。

バルセロナから他都市への移動

バルセロナから他都市への移動

バルセロナを拠点に、スペインの他の魅力的な都市も訪れてみましょう。
スペインは高速鉄道網が発達しており、主要都市間の移動が非常に便利です。
バスや飛行機などの選択肢もあり、予算や時間に合わせて最適な移動手段を選ぶことができます。
それでは、バルセロナから人気の都市への移動方法をご紹介します。

マドリードへの移動手段

バルセロナからスペインの首都マドリードへの移動には、高速鉄道AVE(アベ)がおすすめです。
所要時間は約2時間30分と、飛行機よりも総合的な移動時間が短く、市の中心部から中心部へ直接アクセスできる利便性があります。
車窓からスペインの田園風景を楽しめるのも列車移動の魅力ですね。

AVEのチケットは、出発日が近づくほど価格が上がる傾向があるため、早めの予約がお得です。
スペイン国鉄RENFEの公式サイトやRail Europeなどのサイトから予約可能で、2〜3ヶ月前から予約が開始されます。
特に週末や祝日は混雑するので、座席指定のチケットを事前に確保しておくと安心ですよ。

  • AVE(高速鉄道):約2時間30分、片道約30〜130ユーロ
  • 飛行機:フライト時間約1時間15分、空港間の移動を含めると約3〜4時間、片道約30〜100ユーロ
  • 長距離バス:約7〜8時間、片道約30〜50ユーロ

マドリードでは、プラド美術館やレティーロ公園、マドリード王宮など見どころが満載です。
バルセロナとは異なる、より伝統的なスペインの雰囲気を楽しむことができるでしょう。
最低でも2日間は滞在することをおすすめします。

グラナダへの移動手段

アンダルシア地方の宝石とも言われるグラナダへは、いくつかの移動手段があります。
最も速いのは飛行機で、バルセロナからグラナダまで直行便で約1時間30分です。
ただし、便数が限られているため、事前にスケジュールを確認する必要があります。

鉄道を利用する場合は、バルセロナからマドリードまでAVEで移動し、マドリードからグラナダへの接続列車に乗り換える必要があります。
全行程で約6〜7時間かかりますが、途中の景色を楽しめるのが利点です。
また、夜行列車を利用すれば、移動時間を節約することもできますよ。

長距離バスも選択肢の一つで、ALSA社が運行するバスでバルセロナからグラナダまで直行便があります。
所要時間は約12時間と長いですが、夜行バスを利用すれば宿泊費を節約できるメリットがあります。
座席は比較的快適で、トイレや無料Wi-Fiも完備されているんですよ。

グラナダではアルハンブラ宮殿が必見です。
イスラム

グラナダではアルハンブラ宮殿が必見です。
イスラム建築の最高傑作と称されるこの宮殿は、事前予約が必須となっています。
特に夏季は数ヶ月前から予約が埋まることもあるため、旅行計画の早い段階でチケットを確保しておきましょう。
また、アルバイシン地区の白い家々が立ち並ぶ迷路のような街並みも魅力的で、サクロモンテの洞窟住居では伝統的なフラメンコショーも楽しめますよ。

サンセバスチャンへの移動手段

バスク地方の美食の街サンセバスチャンへは、飛行機か鉄道が便利です。
直行便はなく、マドリードやビルバオでの乗り継ぎが必要となりますが、所要時間は合計で約3〜4時間程度です。
特にビルバオ経由の場合は、グッゲンハイム美術館も訪れることができ、一石二鳥ですね。

鉄道の場合、バルセロナからサンセバスチャンまでの直通列車があり、所要時間は約5時間30分です。
快適な車内で北スペインの変化に富んだ景観を楽しめるのが魅力です。
特に海岸線に沿って走る区間は絶景ですよ。

バスでの移動も可能ですが、所要時間は約8〜9時間と長くなります。
ただし、鉄道よりも安価で、夜行バスを利用すれば時間を有効活用できるでしょう。
ALSA社のバスは座席が広く、長距離移動でも比較的快適に過ごせます。

サンセバスチャンは美食の街として有名です。
特にピンチョス(小さなタパス)が評判で、旧市街のバルを巡りながら様々な種類を味わうのがおすすめ。
また、ラ・コンチャビーチは「ヨーロッパで最も美しい都市ビーチ」とも称される絶景スポットです。

サンセバスチャンでは、美食だけでなく美しいビーチや旧市街の散策も楽しめます。
特に夏季は海水浴やサーフィンを楽しむ人々で賑わい、活気ある雰囲気を味わえるでしょう。
最低でも2日間の滞在をおすすめします。

スペイン旅行のプランニング

スペイン旅行のプランニング

スペイン旅行を最大限に楽しむためには、効率的なプランニングが重要です。
バルセロナを起点に、他の都市をどのように組み合わせるか、季節によって何を楽しむかなど、事前の計画がスムーズな旅の鍵となります。
ここでは、スペイン旅行を計画する際に役立つ情報をご紹介します。

おすすめ周遊ルート

スペイン旅行では、時間と予算に応じて様々な周遊ルートが考えられます。
1週間の旅行であれば、バルセロナ(3日)+マドリード(3日)の組み合わせがおすすめです。
両都市はAVEで約2時間30分と好アクセスで、スペインの二大都市の対照的な魅力を楽しめます。

10日間程度の旅行なら、バルセロナ(3日)+マドリード(3日)+アンダルシア地方(4日)というルートが人気です。
アンダルシア地方ではセビリア、コルドバ、グラナダを訪れることで、イスラムの影響を受けた独特の文化や建築を堪能できます。
特にアルハンブラ宮殿(グラナダ)やメスキータ(コルドバ)は必見の世界遺産です。

2週間以上の時間がある場合は、バルセロナ(3日)+バレンシア(2日)+アンダルシア地方(5日)+マドリード(3日)+サンセバスチャン(2日)という欲張りなルートも可能です。
地中海沿岸からアンダルシア、そして北部のバスク地方まで、スペインの多様な地域を巡ることができるでしょう。

スペイン国内の移動には、「スペインレイルパス」という鉄道周遊券も便利です。
指定された日数内であれば、スペイン国内の中長距離列車に乗り放題となります。
4日、6日、8日、10日から選べ、連続した日数でなくても利用できる柔軟性が魅力です。

季節ごとの旅行の楽しみ方

スペインは季節によって楽しみ方が大きく変わる国です。
春(4月〜6月)は、過ごしやすい気温と花々が咲き誇る美しい季節です。
特にセビリアの「フェリア・デ・アブリル(4月祭)」やマドリードの守護聖人「サン・イシドロ祭」など、伝統的な祭りが各地で開催されます。
バルセロナでは、この時期にガウディ建築の庭園が最も美しく、グエル公園の散策が特におすすめです。

夏(7月〜9月)は、観光のハイシーズンで賑わいを見せる一方、特に内陸部は非常に暑くなります。
バルセロナやバレンシアなどの海岸沿いの都市では、ビーチでの休息も楽しめるでしょう。
また、「ラ・トマティーナ」(トマト投げ祭り)や「サン・フェルミン祭」(牛追い祭り)など、世界的に有名な祭りも開催されます。

秋(10月〜11月)は、観光客が減少し始め、より落ち着いた雰囲気でスペインを楽しめる季節です。
気温も穏やかで、街歩きに最適です。
この時期はワインの収穫祭が各地で行われ、特にリオハ地方ではワイナリーツアーが人気となります。
バルセロナでは、地元の人々の日常生活をより身近に感じられるでしょう。

冬(12月〜3月)は、観光客が最も少なく、静かな環境で観光を楽しめます。
クリスマスシーズンは特に魅力的で、各都市のクリスマスマーケットや伝統的なベレンと呼ばれるキリスト降誕の飾り付けが見られます。
バルセロナでは、1月6日の「三賢王の日」に行われるパレードが特に子供たちに人気です。
また、美術館や教会内部の観光には最適な季節と言えるでしょう。

スペイン旅行の持ち物リスト

スペイン旅行を快適に過ごすためには、適切な持ち物の準備が大切です。
季節や訪問地域によって必要なものが変わりますが、基本的な持ち物リストをご紹介します。

必須アイテム:

  • パスポート(有効期限が帰国日から3ヶ月以上あることを確認)
  • 航空券と宿泊予約の確認書
  • クレジットカード(複数枚あると安心)
  • 現金(ユーロ)と海外キャッシュカード
  • 海外旅行保険証
  • 変換プラグ(ヨーロッパタイプCまたはF)
  • スマートフォンと充電器(Wi-Fiルーターまたは現地SIM)

衣類(季節に応じて):

  • 歩きやすい靴(街歩きが多いため必須)
  • 重ね着できる服装(朝晩の気温差に対応)
  • 教会や宮殿訪問用の肩と膝を覆う服装
  • 夏季は帽子、サングラス、日焼け止め
  • 冬季は防寒着、マフラー、手袋
  • 水着(海岸沿いの都市を訪れる場合)
  • スリ対策:貴重品用のセキュリティポーチや盗難防止バッグ
  • 健康管理:常備薬、マスク、消毒ジェル
  • 観光用:ガイドブック、スペイン語の簡単なフレーズ集
  • 電子機器:カメラ、モバイルバッテリー、イヤホン

特にバルセロナはスリが多いことで知られているため、貴重品の管理には十分注意しましょう。
リュックサックは前に抱えるか、貴重品は内ポケットに入れるなどの対策が効果的です。
また、観光地によっては入場制限があるため、主要な観光スポットのチケットは事前にオンラインで予約しておくことをおすすめします。

まとめ

まとめ

バルセロナを起点としたスペイン旅行は、芸術、歴史、グルメ、美しい景観など、多彩な魅力に溢れています。
ガウディの独創的な建築物が点在するバルセロナでは、サグラダ・ファミリアやグエル公園などの必見スポットを訪れ、地元のタパスバルで美食を堪能することができます。

また、高速鉄道AVEを利用すれば、マドリード、グラナダ、サンセバスチャンなどの魅力的な都市へも効率よく移動できるため、限られた旅行期間でもスペインの多様な魅力を体験することが可能です。
それぞれの都市には独自の文化や食、建築様式があり、一つの国の中でも地域ごとに異なる表情を楽しめることがスペイン旅行の醍醐味と言えるでしょう。

旅行計画を立てる際は、季節や滞在期間に合わせて訪問都市を選び、主要な観光スポットは事前予約することをお忘れなく。
また、スペインの食文化や地元の祭りなどにも触れることで、より深くスペインの魅力を体感できるはずです。

初めてのスペイン旅行でも、この記事を参考に計画を立てれば、充実した旅行体験ができることでしょう。
バルセロナから始まるスペインの旅で、一生の思い出を作ってくださいね。
¡Buen viaje!(良い旅を!)

この記事を書いた人

スペイン・海外在住10年目のフリーランス
「好きなことをする」「自由」「楽しく」をモットーに生きてます
主に海外在住者に向けた副業や海外情報を実際の海外在住者としての経験からブログで発信中

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